2017.09.15 , , ,

伝統芸能を大道芸で気軽に楽しむ 太神楽

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 「いつもより多めに回しております」。和風の曲芸で一番有名なものといえば「傘回し」ではないでしょうか。その傘回しは元々「太神楽(だいかぐら。「太」は江戸系、「大」は水戸系)」というジャンルに当てはまります。

そもそも太神楽とは?

 元々は神社での儀式に用いられる芸能でした。江戸時代より獅子舞で氏子にお祓いをする風習が生まれました。獅子舞の間に余興として演じていた芸能が、寄席(落語の劇場)で演じられ、最近では大道芸の分野にも進出してきているという時代に合わせて舞台を変えてきた芸能です

有名な演目の紹介

 太神楽自体には「曲芸」「舞」「茶番」「鳴り物」の4種類で構成されていますが、大道芸として見られるのは「曲芸」と獅子舞になります。「茶番」は舞台で、「鳴り物」はお祭りでのお囃子として見ることができます。

 曲芸で有名なものは「投げ物」「傘回し」でしょうか。

 「投げ物」はいわゆるジャグリングで、撥(ばち)を投げて取るというパフォーマンスです。撥以外にも「花笠」などを投げることもあります。いわゆるジャグリングになりますが、道具にまつわるエピソード(撥は「松明」に見立てているので赤い方は触らない、撥は八に通じて縁起がいいなど)などを口上として聞けるのは太神楽ならではです。

 「傘回し」は、小道具を傘の上で回すパフォーマンスです。鞠=丸く収まる、輪=金の周りが良くなる、升=ますます栄えるなどわかりやすさと縁起のよさは抜群です。なお傘の骨で回すので一般的な傘では難しく、骨の多い和傘で演じられます。

 獅子舞は、獅子頭をもって、獅子を演じる縁起の良いパフォーマンスです。獅子は神様より「悪魔を食べれば崇められる」と諭されたとされており、「頭を噛んでもらえば厄除けになる」というのはここから来ています。大道芸で獅子舞を見ることは少ないかもしれませんが、グリーティング(練り歩きながら来場者を歓迎するパフォーマンス)では見ることができます。

 

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