2017.09.12 , ,

赤い鼻の愛すべきパフォーマー「クラウン」

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赤い鼻の愛すべきパフォーマー「クラウン」

 赤い鼻に白や赤のメイク、派手な衣装でおなじみのクラウン(道化師)。ジャグリングでもバルーンアートでもなんでもできるようなイメージがありますが、そもそもクラウンとは何者でしょうか?

クラウンの歴史

 身分の高い人々が娯楽のための従者を雇っていたことが始まりだとされています。「宮廷道化師」とも呼ばれ、「道化師だから許される言動」もあり外交や助言者としても活躍していたそうです。そのため宮廷道化師になりたがる人は増え、宮廷道化師になりたかったが慣れなかった人たちが路上で一般の人に芸を見せ始めたのが大道芸の起源という説もあります。一般の人たちにも親しまれ始め、道化師たちは劇団で動き始めます。

 

 劇団では、物まねなどで人々を楽しませました。物まねの中でも演じる役職があり「上流階級を演じる人」「軍人を演じる人」と様々に分かれており、その中のひとつが「悲しそうな役割の人」というのがあります。その役割の人を「ピエロ」と呼ぶようになりました。

 

 日本では「クラウン」が「ピエロ」として入ってきたため「クラウン」は「ピエロ」と呼ばれますが、それは「ハンバーガー」を「マクドナルド」と呼んでいるようなもので、正しい呼び名ではないのです。

 

 その後、サーカスなどの開始まで、演目と演目のつなぎとして活躍をはじめました。このあたりから「ジャグリング」や「曲芸」もできる人という認識が生まれたのでしょう。

クラウンの種類

 大雑把に3種類に分かれます。「オーグスト」「ホワイトフェイス」「ホーボー」で、これらはメイクの仕方で分かれます。「オーグスト」は目や口の周りが白く、肌色が見えているもの、「ホワイトフェイス」は顔すべてを真っ白に塗っているもの、「ホーボー」は口の周りを黒く塗っているもの。

 

ホワイトフェイスは賢い、オーグストは愚か者といった意味はありますが、例えばオーグストだから賢い行動を一切取らないということではないので、なんとなくそういう役割なんだな程度に理解しておけばよいでしょう。

クラウンの演目

 クラウンの演目には先ほども述べたようにジャグリングなどの曲芸は後からついてきたものです。クラウンの演目は「クラウニング」。「クラウンとしての動き」と訳になるかもと思いますが、あまり体系化されておらず「人を楽しませる動き」が近いのかもしれません。

 クラウンのパフォーマンスは「失敗芸」とも言われ、誇張や普通ではありえない動きがパフォーマンスになります。例えばサーカスにいるクラウンならば、空中ブランコに捕まることもなくただ落ちていく。人間がやると「なにやってるんだ?」となりますがクラウンだとなぜか面白い。クラウンのパフォーマンスによる面白みは実際に見てみないとわからないかもしれません。

 

クラウンに出会いたい

クラウンといえばサーカスと思いがちですが、ほとんどが演目の場つなぎの場合が多く、しっかりとクラウンを見るには物足りないかもしれません。

 クラウンに出会いたいのであれば、毎年11月に静岡県で行われている「大道芸ワールドカップin静岡」をお勧めします。こちらでは「市民クラウン」という仕組みを取り入れており、町中のいたるところにクラウンがいます。

 

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