2018.08.15 , , ,

密かなブーム?「流し」があちこちに出現中!

google
はてなブログ
LINE

仕事終わりに居酒屋でほっと一息。冷たいビールが一日の緊張をほぐしてくれます。すると声をかけてくる人が一人。「一曲いかがですか?」

昭和の頃は居酒屋にいるとこういって声をかけてくる「流し」という人が多くいました。

カラオケの台頭とともに、その数はめっきり減りましたが、今「流し」が再び流行し始めています。しかも今は音楽だけではない?!

そもそも「流し」とは

主に弦楽器(ギターやウクレレなど)をもって酒場を回って、お客さんのリクエストに応えて歌の伴奏をしたり、自分で歌ったりするパフォーマーのことです。

お店に入ってはお客さんに声をかけて、断れれば次の客へ、頼まれれば演奏して、次の店へ・・・。路上ライブと違って機材が多く必要ないので流しからスタートしたプロの歌手もいます。

曲目はターゲットが居酒屋にいる人たちということもあってか演歌や懐メロが多いようです。そのためか流し出身の歌手には北島三郎や五木ひろしなど演歌歌手がそろっています。

歌の伴奏を務めたり(時には音痴なお客さんに合わせたり)、お客さんからのリクエストに答えたりと、知識、経験、臨機応変さが求められますし、知らない(酔っぱらってる)人に声をかける度胸も必要な流し。なるほどゆくゆくは重鎮となる人が育つのも納得です。

現代の流し

カラオケが出てきて、流しの数は激減したと言われています。

しかし今、流しが少し別の形となって静かに広まりつつあります。

まずそのスタイルですが、楽器もギターだけではなくアコーディオンや鍵盤ハーモニカなど多彩になってきています。そして内容も音楽にだけに関わらずマジックやジャグリング、バルーンアートなどそのジャンルは本当に様々です。

流しが来てくれるということ

お店の一角を借りて営業してた流しですが、今はお店から来てほしいと言われることもあるようです。お店も一店舗だけではなく、いくつかの飲食店が一つの集まりとなって流しを招致する、ということも増えているようです。

お店にとっては、お客さんを楽しませてくれる人が安価で(投げ銭を取る場合、費用的に安くなる場合があるようです)来てもらえるので、お店のファンが増えたり外から見てにぎわっているように見えるので新規のお客さんが入ってきやすくなります。

お客さんもおいしいお酒やご飯を楽しみながらパフォーマンスを楽しめるというメリットがあります。押し売りではないので断ることもできますし、隣の人が頼んだものをこっそり楽しむこともできちゃいます。そして「自分も頼みたいな」と思えば気軽に頼めますし、なにより「自分のためだけのパフォーマンス」をしてもらえるという最大のメリットがあります。ホームパーティなどでパフォーマーを呼べば数万円は下りません。ですが流しならもっと手軽にオンリーワンのパフォーマンスを楽しめるのです。

もちろんパフォーマーにもメリットはあります。

路上ライブや大道芸人にとっては夕方以降で暗かったり、雨が降っていたり、人混みでパフォーマンスができない時、パフォーマンスができる場所ができるのはとてもありがたいこと。またほとんどのパフォーマンスの現場は演じ手に対してたくさんのお客さんが普通ですが、流しであればもっと少人数。反応をダイレクトにもらえたり様々なリクエストにこたえることで技術も磨かれます。

流しへのお気持ち

パフォーマンスを堪能したら、ぜひお気持ちを渡してあげましょう。大道芸でいう「投げ銭」、お代です。明確に決まっている場合があるのでパフォーマンス前に一言聞いておくとベストです。とはいえ法外な金額を取ってしまってトラブルになるとそのお店ではもう流しができなくなる可能性がありますのでパフォーマーも気を使っているはず。

さて、このお気持ちですがいくらがベストなのでしょうか?

あくまで参考値ですが1000円~5000円あたりが無難なのでないでしょうか。まったく楽しめなかったのならともかく0円なんてのはもってのほかです。小銭でもよいのでしょうが、プロとしてのパフォーマンスを目の前で、しかも自分のためにやってくれているということも踏まえて一定の金額は出してあげたいところ。上限はないのでいくら出してもよいと思います。

「楽しかったな!でも持ち合わせが・・・」となったら、一杯おごってあげてみるのもなかなか粋なお返しです。歌を歌う、ジャグリングやマジックを演じる・・・どのパフォーマンスも体力を使いますのできっと喜ばれることでしょう。せっかくなので一緒に飲みながら普段は聞けない裏話や小ネタを聴くのも面白いですね。ただくれぐれも酔い潰したりしないように・・・。

ちなみに割りばしにお札を挟んで胸ポケットやベルトに差し込むいわゆる「割りばしひねり」。大衆演劇ではよく見られるものですが、流しでも時折見られます。とはいえ必ずやらなければいけないということはなく、割りばしももったいないので手渡しでOKです。

流しに会える場所

必ず流しに会えるお店というのは難しいかもしれません。流しは基本的にお店からお店に飛び回っていますし、その多くがテーブルホッピング(テーブルを回ってパフォーマンスをするスタイル)のため「この席は混みあった話をしてそうだな」と思われてしまうとテーブルに来てもらえない可能性もあります。また得意ジャンルも違うので「演奏を聞きたかったのにマジシャンだった・・・」ということもあり、かなり運の要素が強いですよね。

積極的に流しを招致している場所をご紹介します。

東京都豊島区にある「大塚」。JR大塚駅北口から徒歩1分の所に「大塚のれん街」という飲食店の一角があります。こちらでは日替わりの流しが19時~21時くらいまでいるそうです。お店の方に流しがもう来たかどうか聞いてまだならお店の中でおいしいお酒と肴を楽しみながら待ってみてはいかがでしょう?

関連記事

    関連する記事はありません

2017 copylight GH INC.