2018.04.18 ,

チェス世界チャンピオンと高速計算AIの対決

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チェスで遊んだことはありますか?日本では名前の知られているものの、競技人口はとても少ないですよね。

駒の動きも似ている将棋のほうが親しみがあると言えるでしょう。世界的に見るとチェスはとても競技人口の多く、約7億人がチェスをしていると言われています。チェスの歴史はとても古く、起源は紀元前と言われています。そんな深い歴史を持ち、現在もなお愛されているチェス。世界でインターネットが急速に普及する中で、やはり人工知能による対戦プログラムが発明されていきました。

 

一番最初に作られた対戦プログラムは、1912年にスペインの技術者がチェス機械を作りました。最初にコンピュータが人間のチェス選手権に参加したのは1967年でした。このときはまだそれほど強くなく、アマチュアレベルと言われていました。コンピュータ同士の最初のチェス選手権はニューヨークで開催されました。

そして1988年の大会ではディープソートというソフトが優勝しました。これはディープブルーの前身です。ディープブルーはチェスの歴史に刻まれる伝説の戦いを残しました。その動画も後で紹介します。更に同年、ディープソートは大会でグランドマスター(チェスにおける最高称号)のベント・ラーセンに勝ち、史上初のグランドマスターを打ち破ったプログラムとなったのです。

世界中でチェスのソフトは開発されており、「Arena Chess GUI」「Arasan」「Chess」などがあります。

【世界に発信された伝説の対局】7:55~

1997年、当時最強の世界チャンピオンに君臨していたカスパロフがいました。彼に勝負を挑んだのは人ではなく、コンピュータでした。その名もディープ・ブルー。対局時には世界中からメディアや記者が集まり、その対戦結果が随時発信され、研究家も研究対象にするほど話題になりました。10年以上も世界チャンピオンになっていたカスパロフには相当なプレッシャーがかかったことでしょう。対局数は全部で6戦。結果は1勝2敗3引き分けとなりました。

コンピュータは高速計算で何手も先を予測できるのが特徴です。ディープブルーはその何通りも予想される盤面に点数をつけて、最も高い点数で有利になる盤面になるにはどの一手を実行すればいいか、常に計算しているのです。常に冷静で感情を持たないコンピュータはどのように打ってくるのか、たとえ世界チャンピオンでも予想がつかないため、本当に厳しい戦いとなったといいます。

次にAIを倒すのは誰か?

現在最も世界で強いと言われているチェス選手、マグヌス・カールセンがいます。彼は1990年にノルウェーで生まれ、5歳でチェスのルールを覚えました。驚くのは成長の速さです。彼は史上最年少で最高称号であるグランドマスターを得たのです。そして世界で開催されるあらゆる大会で優勝している大人顔負けのチェスプレイヤーです。世界最強のチェスAIと世界最強のチェスプレイヤーである人が戦う日はそう遠くないでしょう。もし、その日が来たら注目しないわけにはいきませんね。

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